自分の名前で勝負する職種

フリーランスのカメラマン、ライター、イラストレーターのようなマスコミ関係の職種をはじめ、プログラマー、各種デザイナー、フードコーディネーター、司会業などは、基本的に複数の取引先を持ち、さまざまな案件を請け負います。いわゆるカタカナ職業が多く、自分の名前で勝負できる職種として人気があります。

こうした仕事は、「あなたに頼みたい」「次回もお願いしたい」と言われてこそ一人前で、一回一回の仕事が自分の実力をプレゼンテーションする場です。大切なのは自分のこだわりに固執せず、クライアントの意向をくみ取ることで、想像力を働かせてクライアントが望むものを作り上げることがゴールなのです。いま自分がもっているスキルでチャレンジしてみたいと興味がある方は「フリーランス職種百科」に詳しく掲載していますので、ぜひご覧ください。

この世界で仕事を得るには人脈が不可欠です。同業者から「今、仕事が立て込んでいるから手伝って」と頼まれることもあれば、「編集カメラマンを探しているんだけど」などと声がかかることもあります。誰かに弟子入りしていたり、過去に会社勤めしていたりしたなら、そこから紹介してもらうケースもあるでしょう。特に駆け出しのうちは人当たりの良さ、フットワークの軽さ、納期厳守などで「仕事を頼みやすい」というイメージを作り、自分の作品や企画を持って営業に回る積極性も欲しいところです。華やかなイメージに反して、フリーランスの世界は地道な努力の積み重ねがモノを言うのです。

取引先が限られないように、できるだけ多くのクライアントを開拓すると良いでしょう。

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