独立したい!と思ったときの準備

会社勤めで経験を積んで、さあ今から独立しよう!そう考えている人も多いのではないでしょうか。しかし、独立しようにもどのようしたらいいのかわからないという方もいると思います。今回は、独立する前の準備について紹介します。

1つ目は、フリーランスとして独立してからどのように収入を得るかというシナリオを複数準備しておくという点です。独立したからと言って、すぐに案件が舞い込んでくるわけではありません。どのようにして営業して案件を受注するのか、そうした見込みはあるのかという点を考えるだけでなく、収入が安定するまではクラウドソーシング系のお仕事サイトを利用して、案件を受注しながら顧客を拡大するという戦略もおすすめです。

2つ目は、開業届を提出することです。開業届は個人事業主が最初に行う税務関係の手続きで、提出先はE-Taxもしくは税務署の窓口で受け付けています。開業届は、開業してから1か月以内に提出しなければいけないというルールがありますが、遅れても特に問題はありません。ただし、未提出では個人事業主として各種の税金控除を受けられないため、できるだけ早めに手続きするのが賢明です。

3つ目は、国民保険や年金の変更です。これまで勤務先を経由して支払っていたこれらの社会保険料は、フリーランスになると市町村役場が支払いの窓口となります。これは退職前に準備できることではありませんが、退職したら速やかに手続きする必要があるでしょう。

4つ目は、フリーランスとして独立したことを、これまでお世話になった人へ挨拶に行くという作業も必要でしょう。もしかしたら、会社を退職する前に挨拶は済ませているかもしれません。しかしフリーになって起業したことを報告するとともに、事務所への連絡先などを知らせることも兼ねて挨拶に行くことも、個人事業主に求められる人付き合いかもしれません。